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動物看護専門誌 月刊「as」連載終了!

動物看護専門誌 月刊「as」連載終了!

2020年3月24日
出版物 制作実績

2013年4月号~2020年3月号(7年間)
毎月1冊、計84冊

・毎月表紙イラスト
・読者コーナー「asclub」挿絵

・4月号特別付録
 「プチBOOK」表紙・挿絵 2013年~2016年(4冊)
「検査値BOOK」2013年
「聴診器ミニガイドBOOK」2014年
「動物病院ですぐに使えるイラスト&カット集CD-ROM」2016年
「接遇基本フレーズ集」2017年
「検査値BOOK」「検査値がわかるシート」2018・2019年

・販促用特別漫画 6P 2015年
・別冊力試しテスト挿絵・言葉 2013年4月号~2016年3月号(3年間)
・本誌連載挿絵
「弱点克服」2014年4月号~2015年3月号(2年間)
「美味しく学ぶ!病態生理」215年4月号~2017年3月号(2年間)
・その他特集ページ

2020年4月号より『as』は30年目となるそうです!おめでとうございます!
と、同時にリニューアルの為、7年間の連載が終了となりました!

本当に長い間、大変お世話になりました。
読者の皆様、そして歴代の「as」編集部の皆様、本当にありがとうございました。

「as」のお仕事は、私にとって、とても大きな人生の転機となったお仕事で、
イラストレーター「タカオエリ」として初めてのお仕事でした。
そして、一番長く、一番たくさん同じキャラクターを様々な形で描かせて頂きました。
このお話を頂かなかったら、「イラストレーター」と名乗る事も無かったのでは…?と思います。

 当時、イラストをお仕事にできるとは考えてもおらず。
「エリ」という下の名前だけで、趣味の延長のようなカタチで正社員として働きながら、
たまにお声がけ頂いた時にお仕事としてイラストを描いていました。
しかし、「as」のお話を頂いた事をきっかけに、編集の方にも相談してフルネームの「タカオエリ」として活動することに決めました。

初めて編集の方と直接お会いして打ち合わせし、
イラストレーターとしてポートフォリオを直接見て頂いたのもの、この時が初めてでした。
その後もずっと初めてだらけでした。本当に沢山のことを経験させて頂いて、沢山沢山描かせて頂きました。

編集者さんがアプリゲーム「ねこずらし」を見て下さった事がきっかけでご連絡下さり、ちゃんとしたイラストレーターさんだと思われていたという勘違いが始まりで…。恐れ多かったので、最初に事情もお話したのですが、それでもご依頼下さった勇気と、(失礼かもですが)無謀さのおかげで(笑)手に入れたチャンスでした。今思えば、営業も何もせずにこんなお仕事頂けた事は、すごいビギナーズラックだったのだと思います。

初めてのメール

2012年12月11日(火) 17:10
この時、なんと私はデイズニーランドにいました。

2012月8月、色々あって新卒で入った会社で倒れ、そのまま退職することとなり…。
この先どうしたものかと途方に暮れながら、26歳の冬、両親とデイズニーランドにいました(笑)

そんな中、当時『as』編集者のiさんから初めてのメールが届きました。
メールの内容を読んで、目が飛び出そうになりました。
ディズニーランドは2泊3日の予定の初日だったので、取り急ぎスマホから返信し、後日改めてご連絡しました。

初めての打ち合わせ

確か、ちょうど大阪に取材で来られる予定があるとの事で、編集長さん、連絡を下さった女性編集さんともう一人編集者さんの3人とお会いして直接打ち合わせ&ご挨拶する事になりました。

そもそも「イラストレーター」と名乗るつもりもやっていく事も考えた事もなく、大学卒業後は地元の古い信用金庫で、毎日ただひたすらお金の計算をして家帰って寝る…という生活。営業等の社会人経験もない。挙げ句、退職後半年間は、ひたすら朝ドラをみて引きこもりという生活。

そこから突然「イラストレーターとしてお仕事を頂く為に、東京から来る出版社の人とカフェで待ち合わせ」という、かなりハードルの高いミッション。

緊張しまくっていたのを今でも覚えています。

当日は、梅田のビルの最上階のカフェで待ち合わせしていたのですが…何と、入り口が2つあり…。
初めて行ったので、私はその事を知らず。
もちろん、東京からきた編集者さんも知るよしもなく。

更に、そのカフェは縦長くて…その2つの出入り口はかなり離れていたので、双方に全く気づかないまま。私は時間よりかなり早めに着いていたのですが、待てども待てども誰も現れないので、不安になっていた所、編集産から着信があり何とか無事合流できました。

まさに冷や汗ものでした…。


ちょっとお年をめした男性一人と、自分より少し若そうな可愛らしい女性が2人待っていてくれました。年齢も近そうで、気さくな雰囲気に少しほっとしつつ…。しかし、社会人になって4年?は経過していたのですが、それまで「名刺交換」もした事がなかったので、慣れた感じでサラリと名刺を出して下さる3人に、アワアワしながら名刺を頂いたのを覚えています。

取材の合間にお時間とって下さっていたので2時間程度?だったと思うのですが、ザッと今後の事等の説明やキャラクターについてご相談して。編集長と、編集の方々もすごく自然に楽く会話して下さって。
余談ですが、その事にも衝撃を受けました。
私の勤めていた会社は、名実ともとても古い会社で。
上下関係も厳しく、パワハラセクハラ当たり前で男性上司に対していつもビクビクしてなきゃいけないような環境だったので…。編集長が、空になったカップを捨てに行ってくれる事も衝撃でした。

 その数年後。編集長も代わりメンバーも1人を覗いて入れ替わったこともあり、大阪主張のついでにお食事でも…と言う事で、再び、新編集部の方々とお食事する機会も頂きました。
(これまた、現在のメンバーではないのですが)

その際は、女性編集長さんと自分と歳の近い方女性ばかりだったので気づけば女子会に(笑)しかし、皆さん都会の大人の女性で。オシャレなイタリアンも初めてで、私は田舎もんの世間知らずなので、全然違う世界のドラマの中に出てきそうな感じでキラキラした女性陣に興奮しつつ(笑)とても貴重な体験でした…!!

そして7年

 あの時、右も左もわからず(今もわかってないですが)とにかくやってみりよう…!!とお引き受けしたこのお仕事。自分のイラストが本に掲載…どころか、表紙を飾るなんて夢にも思っていなかったし、考えた事も妄想した事もありませんでした。昔の私は「自分には何もない」「何もできることは無い」とずっと思ってました。

だから、このお仕事を頂いた時も、その後の7年間もあんまり「実感」もなく、実は今もずっーと「不思議」な感覚なのです。何だか自分のことじゃないような。こちらのお仕事以外にも、他社さんですが夢だった学習参考書のイラストも描かせて頂いたり、更には児童書のイラストまでまる一冊描かせて頂いたりもしたのですが、未だにふわふわ実感もなく、自信もないまま…。

 この7年の間asの編集部の方々も総代わりし、その度にメールごしですが初めましてはドキドキして。その他のイラストのお仕事でもそうですが、メールだけのやりとりでもやっぱり初めての方とのお仕事は緊張します。ですが、これまでイラスト関係のお仕事で関わらせて頂いた方々、本当に皆さん優しくて良い方ばかりで。そんな事もあり、特に連載のお仕事の場合、毎月何年もやりとりさせて頂くので長くお付き合いさせて頂ける事も嬉しく。同時に、退職等で去られていく事は寂しくもあり。新しい出会いは嬉しくもあり。

 asでは、編集長さんも含めると10人以上の方と関わらせて頂きました。
編集のお仕事はとても大変だと思うのに、どの方も本当に丁寧で気遣いのできる方ばかりで、いつもただただ尊敬の念を持つばかりでした。

イラストを提供する以外にも、その中で関わらせて頂いた方々との出会いもまた、自分にとってとても大切な経験になっているなぁと日々感じています。

最後に

「as」をきっかけに、私のことを知って下さってお仕事を下さった方もいらしゃいました。そして、リニューアルすることについて「寂しい」と仰って下さった方も少しだけですがいらっしゃって、とても嬉しかったです。本当にありがとうございました。

と、長くなってしまいましたが…
ここまで読んで下さってありがとうございます。

7年間、医療事故で死にかけたことも、自転車で転けて入院したこともあり、その他にもメンタル的に辛い時も多々ありましたがましたが、1度も穴をあけることなく無事描き続けられたこと、自分を褒めてやろうと思います。よくがんばった!!笑
自分にとって、ライフワークのようにもなっていたので、もう今月からこのお仕事が無いのか…と思うと「ぽかん」とふぬけてしまった感じもあり、とても寂しいです。(そして、他のお仕事もなく…)また、新しいお仕事が貰えるように頑張らなければ…。



「両手がいっぱいになっちゃうから何かを手放さないと、新しい何かは掴めない」と

言われたことがあります。

また、新しい何かを掴めたらいいなぁと思います。

この7年間、本当に私にとっては大切な7年間でした。
本当にありがとうございました。


タカオエリ